「聴く技術」を身につける ~コーチングの基本~「聴く力」を専門的に強化してリーダーシップやマネジメント能力の向上に!

そのアドバイス、届いていますか?

管理職や教員など、「リーダー」として豊かな知識や経験などを、部下や生徒たちに教えられることや、具体的にアドバイスや指導できることなどは、たしかに大切な力です。

しかしながら、そのアドバイスや指導も部下や生徒の耳に届いてこそ意味を持ちます。ところが、リーダーは「私はこうしていた、結果のためにはこうすべき」という経験則や結果・成果に向けた「リーダー側の思考(現実)」からコミュニケーションをとりがちではないでしょうか?

コミュニケーション不全、生じていませんか?

そのため、いま部下や生徒が「何を感じているのか、どのように考えているのか」などの、リーダーとは違うかもしれない「相手側の思考(現実)」にしっかり関わることが難しくなる傾向があります。

さらに、「相性が合わない、性格が合わない、価値観が違う、年齢差が・・・、相手にやる気が無くて」などの場合は、アドバイスや指導どころか、そもそもコミュニケーション不全が生じてしまうことも考えられます。

結果、1on1などで双方向のコミュニケーションを考慮していても、個人的な工夫や努力に留まりやすく、「リーダーとしての限界」を強く感じてしまう方々が少なくないようです。

「聴く技術(傾聴技法)」のご提案

この対策としまして、リーダーの方々を対象とした、コーチングの傾聴技法を身につける基礎的な研修をご提案申し上げます。

コーチングは「質問型のコミュニケーション」と紹介されることがございますが、実態としては「聴くことを基本としたコミュニケーション」です。コーチ側に「傾聴の環境」があることで、相手側は話やすくなり、その分、コーチも質問を効果的に行いやすくなるためです。そのため、専門的な傾聴の仕方の学習が大変有効です。

ところが、従来のコーチング研修の場合、基本となる傾聴の学習が「傾聴の重要性の注意喚起」であるものが一般的です。さらに、実践条件として「相性の良し悪し、相手のやる気」などを主張するコーチングが大勢を占めます。
そのため、コーチング研修を導入されても、前述の相性や価値観の相違、年齢差などによるコミュニケーション不全の問題が解決しないまま、コーチングを行うことになりかねません。
また、この問題への手段としているものが「タイプ分け」や「意図的な関係」等々の表面的な対処法や個人の意識付けに留まりがちです。

それゆえ、従来の学習効果は、相手次第、ケース次第など、きわめて限定的なものになってしまう傾向がありました。

「関われない理由」が「関わる理由」に

このような実状を踏まえ、当研修では、従来的な「傾聴の仕方(相手の立場に立って共感的に聞くなど)」ではなく、「傾聴技法」としてコーチングの専門的な傾聴の仕方を学習できるプログラムを提供させていただいております。
当研修のご受講により、個人の工夫や努力では難しい、人の「情動反応」に関わるコミュニケーションの取り方の基本、すなわちコーチングの基本を身につけることができます。

とくに、相性が合わない、やる気の無さ、などは「関われない理由」ではなく「関わる理由」とすることが可能な技法です。
このことは、相手の本心や考えに関わるための「架け橋」につながります。

したがって、当研修をリーダー皆様の「聴く耳」の強化策としてご活用いただくことで、前述のようなコミュニケーション不全の解決をはじめ、リーダーシップやマネジメント技能向上の一助としても、寄与させていただけるものと自負しております。

ぜひ「本当に?」を、実体験を通じてご確認いただけますと幸いです。

コーチアカデミー学長 森山展行

研修プログラムの特徴

専門的な傾聴を学ぶ

専門的な「聴き方」を学ぶということは、従来の「聞き方」を振り返ることであるとともに、予想以上に聞き流していた・聞き漏らしていた・聞きたいように聞いていたことなどを知ることでもあります。
このため、傾聴技法の習得のみならず、自分自身の存在感や人生観にも好影響が生じやすくなります。このことは、仕事面において人間関係はもちろんのこと、広く責任感・当事者意識として喚起される効果があります。

「論より証拠」の学び

「聞き方」をはじめ、人間関係、コミュニケーションの取り方は人それぞれの長い人生の中で身につけてきたものです。そのため、通りいっぺんの傾聴の学習では身につきにくい傾向があります。
それゆえ、当研修では、まず日々の何気ない応答例をはじめ、ケーススタディの学習を通じて、「聞いてるよう聞いてない」実態を明らかにします。そのうえで、そのことが相互関係にどれほどの深刻な影響も与えてしまう場合があるのかも学び、その解決策を学べるという手順で「論より証拠」を基本にした学習要領としております。

「仮説―検証―考察」で学び合う

前述のとおり、「聞き方」をはじめ、人間関係、コミュニケーションの取り方は人それぞれの長い人生の中で身につけてきたものであるため、「新しいもの」の習得、とくに専門的な傾聴の仕方は難しい傾向があります。
そのため、仮説(傾聴技法の視点や考え方を学ぶ)―検証(傾聴技法を試してみる)―考察(技法の期待効果の確認や習得に向けた課題やなどを学び合う)を通じて、「強制的な研修」を回避し、「大人の学習」として個々の意思や実感を重視しながら、段階的に学びが進むものに工夫しております。

自分自身の現場で使ってみたくなる

学びの効果を高めるためにも、学びを使いたい「現場」を想定すること、さらに学習メンバーと違った視点でそれらを共有することは大変効果的です。このことは、自らの学びを客観視することにつながり、当初の考えを補強したり、違う切り口を見つけ出したりなど、学びの応用・発展が生じやすくなるためです。
何よりも、これらのことは、傾聴技法の学びの最中に行うため、通常以上に人間関係やコミュニケーションの可能性を感じやすいという相乗効果のもと行えます。結果、自然と自分自身の現場で使ってみたくなる効果があります。

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