法務省保護局 コーチング研修
保護観察官〜立ち直りと社会復帰を支援〜
保護観察官は、犯罪をした人や非行のある少年(保護観察対象者)の立ち直りと社会復帰を指導・支援しています。その一環として保護観察対象者を保護観察官が支援し、地域社会に役立つための活動を行っています。(公共施設の美化活動や、福祉施設での介助活動等)
これらの地域貢献活動は、保護観察対象者や保護観察官のほか、地域社会の事情に詳しい民間のボランティアも参加して行われます。活動を通じて保護観察対象者の人たちが
- 社会に役に立つ体験
- 活動を通じた人とのかかわり
- 「自分でもできる」という気づき
を得ることで、犯罪や非行からの立ち直りを促しています。
コーチングで支援をより円滑に
社会貢献活動の実施に当たって、保護観察官は活動のはじめに対象者と目標について話し合ったり、活動のふりかえり等の指導を行います。また、民間のボランティアの方々に活動への協力をお願いしています。
社会貢献活動では、保護観察官からの働きかけによって、参加する保護観察対象者の意欲を高めたり、成長を促したりすることが重要です。
コーチングは、自発的な行動や成長を促すコミュニケーション技術です。効果的な人間関係を創り、成長・変化のきっかけとすることができます。初歩的な技術を学び、実践するだけでも、相手の気持ちを受け止めやすくなり、アドバイスに活かすことができます。
また、コミュニケーションの力が向上することで、民間ボランティアの方々との連携も円滑に進めやすくなります。
コーチング研修の内容
コーチング研修では…
- 相手の気持ちを受け止める「聴く技術」
- 相手と自分の「個性」は大きく違うこと
を理論的にお伝えするとともに、実際に体感することで学びを深めていきます。
「個性」はひとりひとり全く異なることを体験し、相手の伝えたいことを捉えやすくなる「聴く技術」を身につけることで、 より的確な支援やアドバイスをしたり、協力関係を創ることにつながります。
法務省保護局 社会活動中央研修 「コーチング」
講義内容 | 「コーチングの理論と実践」 コーチングの基礎理論の講義およびコーチングスキルの習得を目的とした演習 |
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研修日 | 2014年12/18(木) |
研修時間 | 13:10−17:10 |
受講人数 | 保護観察官 53名 |
お問合せ先
一般社団法人日本コーチ連盟 事務局
〒103-0025
東京都中央区日本橋茅場町2-17-5 CANALL日本橋2175 403号室
TEL:03-5847-5657/FAX:03-5847-5658
メールアドレス:info@coachfederation.jp