修了生の声「石井 秀幸さん」
「すべてが学びであり、気づきである」
石井秀幸さん(66歳) 自営業
【第34期CP応用コース修了】
石井さんは「自発的な行動を通じて自己成長を促す」という言葉に魅力を感じられて受講を開始されたそうです。最初は全くの白紙の状態でプログラムに参加し始めたという石井さんですが、クラスではどのような学びがあったのかご紹介していただきました。
コーチングを学んでみようと思ったきっかけは何ですか?
以前、私が学んでいる勉強会でメンバーの方が「コーチング」を話題にし、コーチングについて熱く語っておりました。そこで私は、「コーチング」とは何であろうかと関心を持ちました。私はそれまで、「コーチング」という名称は聞いたことはあったのですが、その内容については全く知りませんでした。
たまたま明治大学の公開講座に「コーチング入門」の案内があり、「相手の個性を効果的に触発し、自発的な行動を通じて自己成長を促す技術です」とありました。私は「自発的な行動を通じて自己成長を促す」という言葉に大変魅力を感じました。私の若い頃からのメインテーマは「人間らしく生きたい」という事でしたので、まさに自分を知る為にはとても良い講座だと感じたのが「コーチング」を学ぶきっかけとなったのです。
受講前、「コーチング」についてどのようなイメージや解釈をお持ちでしたか?
私は、明治大学の「コーチング入門」講座を受講するまでコーチングの内容については全く白紙の状態でした。ですから、最初に「コーチング」という名称を聞いた時には、多くの人と同じように、運動や訓練をする為の手法を教えるもの、といった程度のイメージしか持っておりませんでした。
たまたま知人から「コーチング」の話を聴いた時でさえも、単純に人の話を聞いて、そこから何か人を指導するもの、とりわけ教育において最近よく活用されている手法といった程度の誠に不確実な認識しか持っておりませんでした。
クラスの仲間とともに学んだ感想をお願いします
私は、明治大学の「コーチング入門」講座から始めました。その時はいろいろなタイプの方がいるのだなという程度の感じでしたが、「コーチング・アドバンス」、更にコーチアカデミーに編入学して「応用コース」と進むにつれ、講座を受ける方々の意識の違いからか、その学ぶ真摯な姿勢に心打たれました。
特に、「応用コース」では、時間の都合上A日程、B日程の2クラスの仲間と共に学びましたが、いずれのクラスでもその熱心さは変わらず、年齢を超えて学ぶ仲間意識をもつ事が出来たように思います。そして、若い仲間の方々の瑞々しい感性のよさや素直に取り組もうとされている姿勢に刺激され、私自身コーチングを学ぶ際の心構えを改めて再認識させてもらったように思います。
コーチングを学んで、どのような変化がありましたか?
以前は、私がつい自分の価値観を振り回し、妻や子供達にもそれを押し付けていました。しかし、こうした状態を放置しておくと相手に強制してしまうことや、自分勝手な生き方となってしまうことを実感してからは、今自分がどのような状態なのかを自覚出来るようになりました。その結果、家庭の中の雰囲気が以前とは変わってきたように思います。
また自分自身、今までより怒ったり、腹が立つことも少なくなり心に波風が立つことも少なくなりました。また、他の人に対する状態などに関心がより高くなり、よりよいコミュニケーションを築けるようになったように思います。妻は、「以前よりも優しくなったわね」と申しております。この様に、家庭においても対外的にもまた、私自身も今までより楽な気持ちで日々を過ごせるようになったように感じています。
学習したコーチングをどのような場面で活かしていますか?
私は、学習したコーチングを身近な日常生活にできるだけ活かしていきたいと考えております。ですから家庭内においても、友人とのお付き合いにおいても学んだ傾聴の技法を使っています。その結果、相手の方は熱心に話をしてくれるようになったと感じています。
また、過去の経験上、難しくなりそうな交渉ごとがありましたが、「相手の気持ちに寄り添う」ことを実践した結果、意外と簡単に解決する事が出来ました。更に、私の年齢になると若い方々とコミュニケーションをとることが難しいといったことがよく言われますが、コーチングを学んだおかげで、若い方であっても無理の無い意思疎通ができると感じています。
そのほか気づきや学びについて自由にお書きください。
私は、自分が大きく変わるためには「自分自身の気づき」が重要なことだと考えておりましたが、その方法をどの様にしたら良いかがわかりませんでした。私が漠然と感じていたことを「コーチ養成プログラム」という明確な形で出会い、学べたことは本当に幸せな事と感じています。また、マスターコーチの熱心なご指導に対し心から感謝申し上げます。
受講中の気づきや学びですが、学んだコーチングの全てが学びであり、気づきであると言っても過言ではないと思います。とりわけ私にとって、自分がいかに周りとの関わりをネガティブに捉えているのかを知りえた事は大きな収穫であったと感じております。今まで気づかずに犯してきた誤りや、陥り易い欠点を明確に認識できた事は、今後の私の生き方に大きく影響を与えると思います。
また、「個性」について、決定的におのおの違いが存在することに本当に驚きました。私はこれまで、個性にはそれ程までに違いがあるとは想像もしていなかったからです。「現在」を生きるためにも自分の「過去」に学ぶことが基本とのことですので、今後更にコーチングの勉強を続け、事あるごとに自分をより深く掘り下げ、見つめなおし、より有意義な人生を送りたいと考えております。