修了生の声「井津 聡枝さん」
「娘との会話が飛躍的にふえました」
井津聡枝さん(39歳) 看護師
【第38期CP応用コース修了】
井津さんはお子さんとの関わりに不安になり、コーチングを学ぼうと決意されたようです。
コーチングの書籍を読んでいたとのことですが、実際に学ばれてみて、どのようなことを体験されたのかについてご紹介いただきました。
コーチングを学んでみようと思ったきっかけは何ですか?
育児に悩んでいたことが一番の要因でした。
親から自立しつつある小学2年の娘は忘れ物が多い、宿題を時間になってもしない、こちらがやきもきしてあれこれ言ってもまったく行動の変化は見られず、怒られてる娘もさることながら怒っているこっちまでイライラが募ってくる始末。娘の顔を見ればいつも怒ってばかりで健全な親子としての会話が少なくなっていた事にふと気が付き、これではこの子の将来を私が潰してしまう!(親に反抗する娘を想像)と不安になったことがきっかけで、コミュニケーション技術であるコーチングを学ぼうと思いました。
受講前、「コーチング」についてどのようなイメージや解釈をお持ちでしたか?
コーチングの書籍を読んで、「聴いて・感じて・伝える」技術であることは漠然と感じていましたが、その方法を生かすための技術は全く理解出来ていませんでした。自分が相手に対してこうなってほしいと思う姿にするために効果的に行う魔法のようなコミュニケーション術と解釈していました。
受講申込をするにあたっての期待や不安は何でしたか?
母離れしない小さな子供達を夫一人にまかせて出掛けることが不安でした。夫がてこずって大変な思いをしないか、その夫の不機嫌さがこちらに向かってこないか、と心配しました。しかし、私が居なくても子供達は立派に遊んでいたようです。夫自身、私が不在のときの育児不安が解消されたようです。
当機関のコーチ養成プログラムに申し込んだ決め手を3つあげるとすると何になりますか?
1.修了生の体験談が綴られた「修了生の声」にやる気を突き動かされたこと
体験談を読み進めていくうちに自分の結果を想像し、ほくそ笑んだ。
2.多々あるコーチ養成機関よりも安価で受講できること
主婦ともなると金銭感覚が研ぎ澄まされ一銭たりとも無駄には出来ないという気持ちが働く。
3.自分に都合のよい日曜日クラスが開催されていること
自身は土日が休日だけど育児代替者である夫の土曜出勤があるので日曜日しか自由になれない。
受講後わかったことだが、毎回行われる効果測定・ホームワークを考えると土曜の休日をフル活用し日曜に臨めるのでこれはかなりよかった。(いわゆる 一夜漬け)
実際にクラスに参加してみての感想や印象はいかがですか?
感覚的な内容なので当初の講義内容はさっぱり理解できず、とりあえずひたすらマスターコーチの言われることをメモっていました。算数のように答えが一つと限らないところも難しく感じました。内容に対して日常的な例えを出して話して貰えないかと思ってばかりいたものです。受講前は単に授業を受講するだけでいいだろうという安易な姿勢で臨んだので、毎回のホームワーク・振り返り用紙提出と効果測定(試験勉強)には大変驚き、苦労させられました。久々に学生時代のように頭をフル回転させヘトヘトになりながら、いかに日常的に学ぶという姿勢から離れていたかに気付かされました。
そのほか気づきや学びについて自由にお書きください。
コーチング技術を学び忠実に行ってみたところ、家庭では、悩みの種だった娘との会話が飛躍的に増えました。娘の宿題の時間の使い方を尊重したことでガミガミ言わないでいられ、娘は自分なりに考える力をつけたのか、今では言われなくても宿題をやり遂げられるようになっています。
職場では、苦手意識が拭い切れなかったスタッフへ「違いへの好奇心」を持ち始めた事で、意識変化が起き、今ではその人との会話が楽しくて仕方がないと思えるようになりました。このように期待以上の素晴らしい効果が出始めています。
今までどれだけ自分のフツウを相手に押し付けていただけだったかをこのコーチングの学習を通じて学ぶことが出来ました。