「苦楽を共にした感覚」

松永富士子さん(41歳) 会社員

【第18期CP応用コース修了】

松永さんは、仕事中心の生活を送りながら、自分がどの方向に向かいたいのかを見失っていた時期があったとのこと。コーチングについては「まっしろ状態」で飛び込んだという松永さんは学習を進める中でどのようなことを感じられたのでしょうか。

コーチングを学んでみようと思ったきっかけは何ですか?

2006年秋の法政大学入門コースから始めました。学んでみようと思ったきっかけは、たぶん、当時八方ふさがりだったから。(笑) 仕事中心の生活で、ただまっすぐに全力疾走してきたはずなのに、気づいたらどこへ向かいたいのか、何のために走るのか、目的も価値も見失っていた時期でした。コーチングって何なのか知らなかったけど、「まずはやってみる。だめかどうかはそれから決める。」そんな感覚だったように思います。今でも続けているということは、私にとってコーチングの学びは価値があったんだと思います。

受講前、「コーチング」についてどのようなイメージや解釈をお持ちでしたか?

まっしろ状態で飛び込みました。イメージも知識もほとんどゼロ。法政大学のビジネス講座の中から、「仕事に役立つスキル」を探していて、たまたま目についた感じです。いままで受講してきた講座とは様子が違うかも?そんな印象でした。

コーチには申し訳ないですが、当時はとにかく消化不良で!!!(←もう時効)入門コースを学んだくらいではまったく自分の中に落ちず、気づいたらアドバンス、応用、心理初級、中級と突き進み、分科会活動へ。やってみないと納得できない(実感できない)自分を強く感じています。

分科会に申し込んだ動機は何ですか?

東京分科会メンバーに応募した一番の動機は、自分を試したいからです。仕事以外のフィールドで、私はどこまでやれるのか、どんな私がそこにいるのか試したいと考えます。

コーチングを学び始めて、生きている実感を取り戻しました。人とかかわることの大切さも楽しさも、つらさも、自分の中でおきていることも無視してきた感情も思い出し、葛藤し、それでもコーチングから離れられない自分を感じています。私にしかない持ち味をいかして、コーチングとかかわっていきたいと強く思うようになりました。

コーチングで出会った仲間についてどのような印象を持っていますか?

皆さん、大好きです。特に応用コースの時のメンバーと分科会メンバーの皆さんとは、苦楽を共にした感覚が強いです。お互いの価値観がどんなに相違していても、わかりあえる気がします。雨降って地固まる…そんな関係の仲間同士であるような気がします。これから先、お互いの距離が少しずつ離れてしまっても、コーチングの学びを続けている限りいつまでも仲間でいられる気がします。

皆さんと数々交わしたメールの1通1通がいい思い出であり、気づきと学びと発見の連続でした。
(今だから?(笑))共に同じ時間を過ごせたことをこころから感謝しています。

そのほか気づきや学びについて自由にお書きください。

分科会メンバーには、弱音を吐いたり、本心を言えました。昨夏に家族を亡くし、精神的なダメージから抜け出せないまま、自分自身も体調を崩してしまい、分科会活動がほとんどできない中、メンバーの皆さんに何度も何度も助けていただきました。

分科会に参加したことで、自分(の本当の気持ち)を振り返る時間を与えていただいたと思っています。本当にありがとうございました。